「理学療法士になったは良いけど、給料は上がらんし、奨学金も借りてて、生活が苦しい。」 「理学療法士って自己研鑽って言葉だけで、収入が増えないんだけど・・・。」 「物価も社会保険料も税金もグングン上がってるのに、収入上がらないし理学療法士って負け組なんじゃ・・・」
と、悩まれたことはないでしょうか?
理学療法士は自己研鑽をうたわれているにもかかわらず、年収中央値は351万円と全職種よりやや低い給料で有名な職種です。
私も理学療法士として8年間務めたので、つらい気持ちは、嫌なほどわかります。
あなたも「やりがいがある仕事だ」と自己洗脳をして、無理につらい感情を押し込めてはいないでしょうか?
正直な話、物価高に税金が上がっているのだから、やりがいだけでなく給料もあげてほしいと思われているのではないでしょうか?
真剣に理学療法士に取り組んでいるのに、自分自身が報われない感覚はわたしもとてもつらかったので気持ちはわかります。
そこでこの記事では、給与所得者全体の上位30%に理学療法士でも、上り詰めれる方法について解説します。
あなたはこの記事を最後まで読むことで、
- 理学療法士をしながらやりがいとお金の両取りをすることができたり
- 理学療法士をしながらでも、我慢して過ごすのではなく少し贅沢をして過ごしたり
- 理学療法士の上位5%に入り、収入を増やして、将来の不安を軽減させることができます。
「でも、そんなうまい話あんの?」
と思ったかもしれません。が
私が行った方法ならさくっと年収が50万円以上、上がります。
私の友人は年収が100万円ほど上がりました。
そのため「奨学金の返済」「家賃や食費」「娯楽費」などがありながらも、余裕をもって年間100万円以上の貯蓄や投資ができるようになります。
私のリアルすぎる資産状況を説明すると、2年半で250万円も資産が増えた状態です。
ここから理学療法士で勝ち組になる方法に触れていきますが、具体的には、「どのような理学療法士になれるか」について説明しておきます。
まずは理学療法士が目指すべき年収について解説します。
目次
「理学療法士で勝ち組」と言われる年収
ここでは実際に理学療法士が狙える年収について解説します。
「いや理学療法士の勝ち組に、年収とか関係ない」 「私は患者さんを良くするために頑張ってるんだ」 という人もいらっしゃると思いますが、本音を言えば年収も上げたいと思いませんか?
以前より治療技術が上がり、患者さんの治療も良くなっているのに、あなたの給料が「新人」とほぼ一緒で本当に納得できるのでしょうか?
正直な話、ほとんどの人が納得いっていないのではないでしょうか?
あなたの治療技術が高くなっているなら、年収にこだわって豊かな生活を手に入れてもいいんじゃないかと私は思うのです。
なので、私は理学療法士のやりがいだけでなく、あなたの幸せにもこだわってほしいと感じています。
ちなみに、理学療法士で狙える年収は500万円です。
「思ったよりも少ない!!」
「夢も希望もない!理学療法士オワタッ」
と思われた方もいるかもしれませんが、もちろん、これは最低ラインです。
あなたの頑張り次第では、さらに上を目指すこともできるでしょう。
ちなみに、
年収500万円の手取り年収は、
- 手取り年収 → 約395~401万円
- 手取り月収 → 約32万円~約33万円
手取りで見ると、具体的なイメージがしやすいと思いますが、実際にだいぶ裕福な生活になります。
なぜなら、年収500万円以上を稼いでいる人の割合は、給与所得者全体の上位30%に相当するから。民間給与実態統計調査(令和元年)
今の理学療法士の年収はだいたい・・・。
厚生労働省が発表している「賃金構造基本統計調査/ 令和2年賃金構造基本統計調査(順次掲載予定) 一般労働者 職種 / 令和2年賃金構造基本統計調査(順次掲載予定) 一般労働者 職種」のデータによると、
理学療法士の年収中央値は351万円。
なので、理学療法士の「手取り年収」はだいたい
- 手取り年収→約280万円
- 手取り月収→約19万円~23万円
理学療法士は残念ながら安く使われている人が多いのが現状です。
なので、
年収が500万を超えれば、手取り月収は10万円以上の差がつきます。
貯蓄額にも差が出てくるも自己投資できる金額も変わってくるのは明らかです。
また、年収500万以上の年収を得ると心にも余裕が生まれ、幸せになりそうじゃないでしょうか?
実際に、ダニエル・カーネマンが行った研究2010年では、 年収UPで幸福度が上がるのは、年収7万5000ドル(日本円で年収800万円くらい)までと結論がでていました。 が、2021年に行われた研究では、年収アップに比例して幸福度も上がると研究が出ています。
この研究でいわれているのは、年収が上がれば上がるほど、ポジティブ感情は増えて、ネガティブ感情は減ることが分かっています。
なので、あなたがもし理学療法士の勝ち組になりたいと思うなら、年収500万以上を狙ってもいいと思うわけです。
あなたの年収が今より100万円増えれば、
以前より・・・
少し良い服やカバンを買って友達にうらやましがられたり、友人や大切なパートナーにプレゼントできます。
また、そのお金を貯金して、将来の子供のための教育資金にあてることもできます。
もちろん老後資金をためたり、あなたの夢を実現する資金にしたりもできます。
なので、理学療法士で勝ち組になるのであれば、ぜひ年収500万円を意識してほしいと思います。
理学療法士の生活はなぜ楽にならないのか?
理学療法士の生活が楽にならない原因は、たったのひとつです。
それは「自己研鑽すれば、それに伴って給料が上がるかも」と業界全体から受けている思い込み」が原因です。
私たちリハビリ業界では養成校時代から
「研究をしなさい」 「自己研鑽しなさい」 「もっと患者さんのことを思って治療しなさい…」
と教育されます。
確かにリハビリ業界全体が健全で高い技術を磨くことは、日本の医療業界にもいい影響を与えます。
自己研鑽すれば、リハビリ効果は高まり患者さんが健康になり喜ばれ、あなた自身も人の役に立てるので、幸せを感じやすくなるでしょう。
しかし、患者さんに喜んでもらえるからと言って給料が増えるかどうかはまた別の問題なのです。
なぜなら、理学療法士の業界の、お金は国が単価を決めるから。
残念ながら、私たちの業界では、お金の単価を決めるのは私たちではありません。
お国が決めます。
医療保険なら診療報酬。介護保険なら、介護報酬点数によって給料が決定します。
医療保険なら など
介護保険なら
によって決められます。
勘の鋭いあなたなら、お気づきかもしれませんが、どちらの報酬においてもリハビリの「質」の要素は、関係ないんです。
「回復期病院ならFIM利得を計算してるよ!」とか意見があるかもしれません。が
それらが正しく評価されたからと言って、だれの功績なのか判断はつきません。
そのため報酬が上がったとしても、私たちの給料を上げようという話にはならないのです。
上記のことから、私たち理学療法士の自己研鑽は、患者さんに喜んでもらえる一方で、残念ながら給料に反映されにくいんです。
理学療法士で勝ち組になる手段
「上手くいかない原因はわかった」
「じゃあ、もう理学療法士をやめないと無理じゃない?」
と思うかもしれません。
でも、理学療法士を辞めなくても年収500万円は狙えます。
ここからは、私や友人が実際に年収を上げた方法について解説します。
あなたに今必要なことは、
高収入な職場を見つける方法を知ることです。
「高収入な職場って見つけれるの?」と思われる人もいると思いますが
方法を知れば簡単に見つかります。
理学療法士は残念ながら年収をさくっと上げる方法は、他にありません。
副業、独立なんて考え方もありますが、明日からすぐ収益になることはありません。
でも高収入な職場を見つける方法を知ることができれば、
今のあなたの技術が一緒のレベルでも、年収351万円から、年収500万円を狙えます。
先ほども伝えたように、給料が決められる要素に、良くも悪くも「質」は関係ありません。
「高収入な職場で働いているか?」ただ、それだけでしかないんです。
当たり前の話をしますが、年収が増えれば、
子供の教育資金や老後資金の調達ができて、不安な思いをしなくなりやすいです。
また、大切な友人やパートナーと外食したり、遊びに行ったりして、今より少し贅沢だってできます。
もちろん、あなたの趣味にお金をかけたり、新しい資格を学ぶ自己投資に使うこともできたりします。
お金が増えればそれだけ、それだけ事業投資できる幅も広がるため、チャンスも広がるというわけです。
でも、「年収が500万を超えるとなれば、残業かもな。」
「ブラック職場じゃないのか…」
と思うかもしれませんが、意外にも年収が高い職場ほど、ホワイトな職場が多く、定時に帰れます。
私や友人も、爆速で帰りますからね。
逆に、高収入な職場で働かなかったばかりに、
- 手取りはたったの19万円
- 友達やパートナーと遊ぶことを優先すれば、老後資金は貯まらない
- 老後資金や子供の養育費ばかりを考えて、今を楽しめない
そんな状況ではいつしか理学療法士はお金を稼ぐ手段の一つでしかなく不満が募り、純粋に理学療法士を楽しむことができなくなるのではないかと思います。
実際に以前の私はそんな風に考えた時期があり、実際に楽しめていませんでした。
自己研鑽しても、給料が上がることはないですし、生活が苦しいままで豊かになりませんでした。
なんなら、自己研鑽しているのに給料が上がらないので「搾取されてるんじゃ?」とすら感じたこともあります。
なので、ぜひ高収入な職場を見つける方法を知っておいていざという時にすぐ行動できるようにしておいてください。
理学療法士が勝ち組になれる転職サイト
実は転職サイトって無料で使えるって知っていましたか?
理学療法士向けの転職サイトは、すべて無料。
なぜなら、転職先を掲載している企業や病院、施設が転職の費用を支払ってくれるから。
なので、あなたが転職する際に使う情報収集に、費用は全く掛かりません。
ほんといい時代になりました。
平成初期の日本では、インターネット上で求人は出ておらず、友人や親の人脈などを駆使しなければ、転職するのも一苦労でした。
なので、転職なんてもってのほか。
一つの会社で勤め続ける終身雇用が流行ったわけです。
でも現代では、高額な金額を払わなくても、友人の紹介がなくても、無料で有益な情報が手に入る時代です。
無料で情報が手に入る時代に、転職サイトを使わないってことは、
「私は幸せにならなくて結構」
「理学療法士ですが、給料なんて気にしません。」って言っているといっても、過言ではありません。
私の友人を例に挙げても、無料で情報を拾えているからこそ、年収は100万以上UP。
定時上がり、家の庭でゆったりと晩酌をしたり、家族とのんびり過ごしているわけです。
というわけで、良い情報を「無料」で拾っていけるかが、年収を上げる勝負のカギです。
なので、年収を上げて、不安を払拭したいのであれば、転職サイトは必ず使ってください。
と、ここからが本題です。
これからは、年収500万を狙いながら、失敗しない転職の方法について解説します。
再現性が高い方法なので、手順を守ればあなたも大丈夫です。
あなたの人生が良い方向へ向かうためにも、ぜひ手順を守って行動してください。
【本題】理学療法士で勝ち組になる転職サイトを使う時のポイント
転職サイトを使う流れは、次の2つです。
今からお伝えした順序を守れば、転職の75%は終わったようなものです。
▼失敗しない転職サイト利用の流れ
具体的な方法をお伝えます。
ジョブメドレーに登録する
まずは、以下のリンクからジョブメドレーに登録します。
ジョブメドレーは、求人一覧を見ることができる優良なサイトです。
「でも、転職会社に登録したら、しつこく電話が来るんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、大丈夫。
ジョブメドレーは、求人を見るだけなら、わずらわしい電話がくることも、メールが来ることもない一切ない優良サイトです。
一切連絡は来ないので、「ちょっと転職に興味が出た」くらいのテンションでも、普通に使えます。
「知っているか or 知らないか?」だけで、周りと差がついちゃいますので、さっと登録しちゃってください。
※「ジョブメドレーエージェントの利用」にチェックはつけないでください。 付けるとエージェントが優良な転職先を紹介してくれることもありますが、逆もしかりの運ゲーになります。 というのも、私は一度転職活動を失敗しかけ、「無職」になりかけた苦い経験があります。 しかも「転職エージェントに頼んだのに…(笑)」
というわけで、転職エージェントは当たり外れがありますし、最後の決断をするのも「あなた」です。
なので、まずはあなた自身で転職先を見ていく癖をつけてください。
転職先の相場を知る
ジョブメドレーに登録出来たら、実際に求人を見ていきます。
下にスクロールするとリハビリの項目の中に【理学療法士】があるので、クリックしてください。
クリックすると地域ごとに求人を見ることができます。
そして、その時に絶対確認するべきことが、相場です。
例えば、
など、「だいたいのレベル」を知るのに便利です。
相場を知らない状態で、転職サイトを利用するから、安い給料を提示されてもわからないし、強引な転職を進められても「そんなものか」と選択して後悔します。
なので、絶対にあなた自身で転職先候補を決めてください。
とはいえ、何を基準に見ていいかわかりませんよね。
ここからは高収入を得やすい転職先も紹介しておきます。
勝ち組が多い高収入な転職先
ここからは、実際に「どのような職場が高収入を得やすいか」について解説していきますね。
あなたが実際に年収500万以上を狙うなら、以下の職場を探してみてください。
▶高収入な職場
- 公務員理学療法士
- 自費病院
- 介護老人保健施設の管理者クラス
- 訪問リハビリ・訪問看護ステーション
それぞれの特徴についても解説しますね。
公務員理学療法士
まず、年収500万以上を狙える転職先1つ目は、公務員理学療法士です。
一番の特徴は何といっても、年功序列です。
年功序列なので、仕事の成果よりも経験年数がものをいう世界です。
勤務期間が長ければ、長いほど年収が着実に上がっていきます。
また、土日や祝日はもちろん、ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの休日をしっかりと取得できます。
有給取得率も何か理由がない限り、100%に近いのが特徴です。
公務員理学療法士は、カレンダー通りに休めるのもうれしい点です。
ただ、どれだけ成果を上げようが、どれだけ活躍しようが、年功序列。
賃金は少しずつしかあがりません。※そこらの病院よりは、はるかに上がります。
また注意点は、
- 副業に制限がある。
- 求人は少なく、狭き門であること。
まず一つ目は副業に制限があることです。
実際に行っていいのは、不動産賃貸や株・FXなどです。
まあ簡単に言ってしまえば、公務員としての印象を傷つけないためらしいです。
ちょっと気持ちが悪いルールですが、法律で定められているので仕方ない。
ほかにも、営利目的ではない講演会や執筆活動や家事の手伝い的な副業はOK。
営利目的の副業は基本NGです。
なので、今後副業にもチャレンジしたい人には不向きと思います。
不動産賃貸も年間500万円未満の収入なら許可不要でOKですが、500万円以上ならば許可が必要だったりと許可が必要なことも多いようです。
しかもバレてしまえば、懲戒処分。
まあ、いわゆる出勤停止や給料が減ったり、もっとも重たい罰はクビです。
理学療法士が行いやすい副業の、セミナーやTwitterなどを使ったデジタルコンテンツ販売はもちろん禁止。
営利目的ですからね。
youtubeや訪問アルバイトもダメです。
安定した収入が魅力的な反面、爆発的な収益は狙うことができないので、そこも見越して就職を狙う必要があります。
ただ、定年まで働き続ければ、退職金は2,000万円以上もらえ、年金も20万円もらえるため、とんでもないぜいたくはできないものの、生活に困ることは現段階ではないでしょう。※2023年時点では…
もちろん未来のことはわからないので、今の政府の方針が変わる可能性もありますが、病院勤務の理学療法士よりはマシな待遇と言えます。
注意点の二つ目は、狭き門であること。
求人があったとしても、年齢制限が40代までとか、人数も1~2人しか採用されません。※各病院や施設によって募集要項は変わりますが…。
また、面接だけでなく、小論文やPTとしての知識を問われるテストや、その病院や施設独自の質問が出題されます。
公務員理学療法士を目指すのであれば、一発合格できなかったり、あなたの望む場所での採用はないかもしれません。
もし仮に、あなたが望む就職先があるのなら、一次試験内容を確認し、網羅的に勉強することをオススメします。
公務員理学療法士の転職情報は、ジョブメドレーに乗ってないので、以下のリンクをチェックしてみてください。
自費病院
年収500万以上を狙える転職先2つ目は、自費整体院です。
自費整体院は、「技術力」が特に求められやすい職場が多いのが特徴です。
なぜなら、保険がないため、結果がすべてだから。
病院や施設では、正社員として、決められた出勤日数さえ、ちゃんと守れば安定して収入が入ります。
例えば、月収20万なら、今月も来月も、必ず一定の支給額が得られますよね。
しかし、自費整体院では、月収16~60万円など、あなたが施術した人の数で、月収が決まる職場が多いです。
つまり、利用者様に価値提供ができて、喜んで通ってもらうことができれば、それだけ収入に反映されやすいということです。
例えば、あなたが髪を切りに行くときに、変な髪型にされたら、もう二度と行きませんよね。
それと同じように、自費整体院では、からだの不調が楽になるから、お金を払ってくれますし、リピーターになってくれるわけです。
なので、
リピーターを獲得できれば、年収が800万円以上を狙える求人があったりします。
が、思ったように年収が上がらず、年収300万以下の可能性もあるような業界です。
「そんなん無理ゲー」
「治療技術なんてないオワタ」
と萎えたかもしれませんが、、、
自費整体院は、研修システムが構築されている職場も多いため、今の段階で技術力がなくても丁寧に教えてもらえます。
また自由にシフトが組みやすく職場が多く、あなたのペースで仕事がしやすいメリットもあります。
ただし、責任の重さは病院などの「組織」に比べると比較にならないほど、重たいので覚悟を決めてチャレンジしたほうがいいです。
悪評が広まれば、保険がきく病院と違って高額なので、だれも来てくれなくなります。
その辺はシビアです。
介護老人保健施設の管理者クラス
年収500万円を狙える転職先3つ目は、介護老人保健施設の管理者クラスです。
介護保険老人保健施設は、成り上がりがしやすい場所の一つです。
なぜなら、介護の需要は高いから。
日本は、総人口こそ減り続けていますが、高齢化率は年々増加。
2040年までに高齢者人口は、4000万人まで増えると予想され、高齢化率は35%にも昇ると言われています。
でも、介護職は慢性的に不足してます。
要するに、需要は高いのに、供給は少ない状況下なのです。
ソニーや損保ジャパンなど、様々な企業も参戦してきており、今後ますます盛り上がる業界でもあります。
でも、建物があるからと言ってそこを運営できるわけではありません。
そこで必要となるのが、介護老人保健施設の管理者。
年収も400~700万程度。とふり幅はありますが、500万は平気で超えることもあります。
ただ、理学療法士としての求人は現状では少ないです。マジでないです。
理学療法士で求人募集しているケースは稀で、介護職としてのケースが多いです。
なので、介護福祉士の免許を持っていて応募資格があるのであれば、検討してもいいかもしれません。
また、これから介護福祉士の免許を取って、PT+介護福祉士のダブルライセンスであれば、資格を持っている人も少ないため、管理職にぐっとなりやすくなります。
とはいえ、出世を決めるのも、管理職を決めるのも、結局運営元や上司です。
あなたの頑張りが無駄になる可能性もあるので、どうしても、管理職になりたいのであれば、実際に話を聞いてみてください。
訪問リハビリ・訪問看護ステーション
年収500万円を狙える転職先4つ目は、訪問リハビリ・訪問看護ステーションです。
少子高齢化がますます進んでいく現代社会では、需要が高い分野です。
ぶっちゃけ一番オススメです。
訪問リハビリの特徴は、インセンティブ(歩合制)です。
要するに、訪問件数を増やせば、年収が上がるということです。
インセンティブ制度とは、訪問件数が一定数を超えると、報酬が発生する仕組みのこと。 例えば、月に80件訪問リハを行うと、次の訪問先にいくと+4000円と収入を得ることができる制度。
移動手段は自転車や自動車・原付バイクなど会社ごとに違うので、そこは確認して、チャレンジしてもいいかと思います。
だだし、訪問看護ステーションで理学療法士が就職できるのは、今だけかもしれない。ということも知っておいてもいいと思います。
理由は以下の通り
- 訪問看護ステーションなのに、理学療法士の比率が多すぎる事業所がある。
- 年々、訪問看護ステーション勤務の理学療法士が増加
- 「訪看の本来のあるべき姿ではない!」と医師会、看護協会が良く思っていない。
って感じです。
あなたもご存知かもしれませんが、訪問看護ステーションに所属している、リハビリスタッフが大量解雇が一時期話題になりました。
事の発端は、令和3年度の介護報酬改定です。
介護報酬改定とは、介護保険制度を利用するにあたり、国が3年に一度、介護サービスの基本情報や介護保険報酬の改定を行うことを指します。
令和3年度に行われた改正が、まあひどかった。
訪問看護ステーションの看護師が、全体の6割に満たない場合には、リハビリスタッフを削減しなければならない。となりました。
削減なんてヤバすぎですよね。
スタッフ縮小の動きがあったため、理学療法士協会・作業療法士協会・言語聴覚士協会の三学会が協力しあい、多くの署名(約12万人)を集めました。
それによって、現在は訪問看護ステーションのリハビリスタッフ割合を縮小するという改定は、現在は見直されています。
もし、このような介護報酬改定があれば、リハビリスタッフが全国で5000人以上解雇され、在宅でのリハビリ難民が、全国で8万人以上にもなるといわれています。
ただ、高齢者向けの政策をずっと続けている日本で、もう一度こんな提案や政策がまかり通るとは考えにくいです。
看護師の需給は、常に供給不足。
これからさらに増える高齢者を、リハスタッフを削減して見れるわけがないので、こんなアホな政策は通らないんじゃないかと思うわけです。
ただ、絶対的な保証はないので、訪問リハを狙うなら、早めに転職したほうがいいと思います。
介護業界は今後モリモリ需要が拡大する分野ですし、平社員でも安定して年収500万を狙えるので、現状ではローリスク・ハイリターンで一番ねらい目です。
私の友達も訪問リハでゴリゴリ稼いでいます。
【理学療法士で勝ち組】必要なのは少しの勇気と行動力
ここまで長丁場の記事を読んでいただき、本当にありがとうございます。
おそらく、ここまで読み切った方は、TOP1%くらいじゃないでしょうか?
少し余談ですが、私は理学療法士で、今ある程度自由に生活ができているのは、ぶっちゃけ運がよかったと思います。
なんせ、高校、養成校時代の成績はドベから2番目。
国家試験の勉強もろくにせず、あと2ヶ月しかない状況からやっと勉強を開始。
そんな状況下でも、周りの友人が助けてくれたおかげで、なんとか国家試験を合格しました。
でも私の堕落体質はそこまで変わっていないので、私は病院に就職しましたが、常に金欠。
金もない遊び呆けた人生を送ってたんです。
でもそんな私を勉強に誘ってくれる同期がいて、なんとなく勉強会に行きました。
勉強アレルギーでドベから2番目の経験が長い私からすれば、勉強会に行くだけでも怖かったです。
が、勉強してからのほうが理学療法士が楽しくなりました。
そして勉強会の沼にハマった私は、ゴリゴリと知識と技術が上がっていきましたが、お金は全く貯まらず。
「何が起こっているんだ?」とすら思いましたが、それもそのはず。
私の手取りは20万以下だったから。
どれだけ知識を蓄えても、どれだけ技術が上がっても、毎年の昇給は微々たるもの。
なんなら社会保険料が高くなるスピードのほうが速いため、手取りが全然増えない状況でした。
でも、割と簡単にこの問題は解決できました。
それが転職です。
でも、初めての転職は順風満帆とはいきませんでした。
私が転職しようと決意したのは、病院勤務5年目でした。
法人内で、回復期・維持期・訪問・転倒予防教室など様々なことを体験させた頂き、「そろそろ新しいことにチャレンジしたい」と転職を決意。
当時の私は、絶対に来年度は転職しようと考えていたので、上司にも「来年度辞めます」と5月に伝え、6月には転職サイトに登録し、相談していたんです。
そう。これが、恐怖の始まりでした。
エージェントの都合もあり、初めてコンタクトを取ったのは7月。
今年度末(3月)には退職するので、私の理想とする転職先を探すように依頼をしたわけです。
しかし、転職エージェントからの返答は「1月からの就活で全然間に合いますよー。冬になってから動き出しましょう。」とのことでした。
「そんなものなのか。」と私も初めての転職だったので、まったく疑うそぶりもありません。
月日は立ち、1月。
でも、1月に入ってもなかなか求人を紹介してもらえません。
しびれを切らして電話をすると、「ちょうど良さそうな求人を一つ見つけました。」とのことでした。
あー、「とりあいず紹介してもらえそうで良かった」と私は安心し転職の準備に入ります。
職務経歴書や履歴書を最新バージョンで作り直し、一度添削してもらいました。
実際に、面接まで同行してもらい、採用先に面接を行っていただきました…。が、なぜか面接官が不思議そうな顔をしていたのです。
よく聞いてみると、私の希望していた、年収とびっくりするくらい違ったからです。
100万くらい違いました。
すみません、少し話を盛りました。80万円くらいでした。
面接はとてもうまくいき、「一緒に働きたい」とまで言っていただけました。
が給料があまりにも違うため、そこの職場は断念しました。
そしてここからが地獄の始まりでした。
再び振り出しに戻ったので、転職活動を再スタートです。
私が伝えていた条件と違うので、再度転職エージェントにお伝えしました。
そうすると転職エージェントからは驚きの一言を伝えられました。
「来年に転職活動をゆっくり再開しませんか?」
いやいや、5月には上司に辞めること伝えてるし、7月から、『「今年度でやめる」って伝えた話をしましたよね。それは無理です。』とお伝えしました。
そう、私が頼んだエージェントは、ポンコツだったのです。
私が「あなた自身で転職するべき」と伝えるのは、そのためです。
私自身は7月から依頼して、「間に合わなさそうだからやめよう」と言っているわけなので、衝撃でしたね。
さらにそのあとの転職エージェントからの一言が、まじでひどかったです。
「すみません、ハローワークにお願いしてみてください。」
「こいつ!!」と私はあきれて、ものも言えないほど怒り狂いました。
生活がかかってますからね。
「お前の仕事忘れたんか?(笑)」と聞きたくなりましたが、転職でエージェントに丸投げするのは「とんでもないリスク」なんだと反省しました。
そこからは、私はアポを取り、何とか無職をまぬがれました。
でも、私は行動してよかったことがたくさんありました。
それは、「年収が上がったこと」と「自分で行動すれば、なんとでもなる」とわかったこと。
年収が変われば、蓄財ペースも一気に変わり、生活は変えてないのに金銭的に豊かになりました。
友達と飲みに行ったり、旅行に行ったり、趣味のキャンプに行ったりなど、あらゆる面でお金は自由を得ることができます。
こんなポンコツの私でも、ちょっとした「行動」で、生活はガラリと変わりました。
無職になりかけた苦い経験もありますが、「あの時行動してよかった」と今は思います。
もちろん、転職にはリスクがあります。
人間関係に困ったりすることもあるでしょう。
でも、今の職場に入職したての時も、同じようにあなたは手さぐりの中で、その都度、乗り越えてきたはずです。
なので、もし私と同じように年収を上げたいのであれば、ぜひ挑戦してください。
私のように任せっきりの転職で、失敗することは、ここまで読んで頂いたあなたなら、まずないでしょう。
もちろん道中は不安もあると思います。私も不安でしたから。
でも、この記事を読み終えたあとで、「行動してよかった」といえる日が来れば、幸いです。
▼ジョブメドレー ※「ジョブメドレーエージェントの利用」にチェックはつけず、まずはあなた自身で探してください。 付けるとエージェントが優良な転職先を紹介してくれることもありますが、逆もしかりの運ゲーです。