「転職先はどうやって決めたらいい?」か、気になりますよね。
最後までこの記事を読めば、転職先をどう選べばいいかが分かります。
転職先選びに迷ってる人はぜひご覧ください。
本記事の内容
- 転職先はどうやって決めると幸せになりやすいか
記事の信頼性
この記事を書いてる私は年間に本を100冊、論文を1000本は読んでいます。
エビデンスありきで転職活動をして、今の職場にとても満足してます。参考論文が気になる人は、下記にまとめてます。
私も使った効果実証済みの転職方法を、解説しますね。
ちなみに、あなたの働く会社がブラックかどうかは、会社がブラックすぎる|辞めるべき3つの理由で解説しています。
転職先はどうやって決める
転職先を決めるのに、重要なのは、次の7個です。
- 自由度
- 長時間労働じゃない
- 達成感
- 賃金が公平
- 指示の一貫性
- 多様性
- 労働時間
ポイントを詳しく解説しますね
自由度
自由度は幸福度にとても関与します。
自由度とは、「仕事内容をどれくらい自分で選べるかのこと」
例えば、「書類作成でも自分が行いタイミングにできる」、「外出したいときに許可不要」などです。
実際に、
台湾の研究では、
- 職場で自由度が高いと幸福度は上がり、離職度低下、ストレス耐性UPしやすいことが判明しています。(Blossom Yen-Ju Lin et al.2011)
私も転職後、自分のタイミングで書類作成やホームページの作成など、自由に働いています。
以前の会社は、非効率なのに「これ決まりだからダメ」とうるさかったので、今はとても満足しています。
達成感
達成感が得られやすいとモチベーションは上がりやすく幸福に感じやすいです。
人は、少しでも仕事が前進してる感覚が得られると、やりがいを感じるようです。
ハーバード大学が行った研究では、
- 人間が最も仕事のやりがいを感じるのは、「少しでも仕事が前に進んでると感じるとき」と判明。(Teresa m. amabile et al.2011)
小さな達成感を得られるよう、なるべく「フィードバックが早い転職先」を選びましょう。
「自分の行動が良かった?悪かったのか?」を振り返りが早くできる会社ほど、モチベーションが上がりやすくなります。
例えば、「顧客の反応がダイレクトにわかる」場合は、モチベーションが上がりやすいです。
私の場合は、フィードバックがとっても早い、リハビリの仕事をしています。
患者にとって良い治療だとすぐに効果が出て歩き方や立ち方が変わります。
患者さんからもよかったとフィードバックがもらえると、わかりやすく、やる気が出ます。(笑)
小さな達成感が得られるよう、フィードバックが早い転職先を選びましょう。
賃金が公平
賞罰がしっかりわかり、賃金に公平な会社は、健康被害を受けにくいです。
賃金が不公平だと、病気の確率が激増するので注意が必要です。
スタンフォード大学が行った研究では、
「賞罰が明確でない企業では、死亡率、精神病発症率が増加する」と、判明しています。(Joel Goh et al.2015)
私の転職先の唯一の欠点ですが、成果を出しても年収に反映されないと、やっぱりイライラしますね(笑)
成果と年収が比例しない会社はとても多いです。
しかし、評価されない場合は、健康被害だけでなく、モチベーションも大きく下がります。
転職先選びの際は、「賃金が公平」かどうかできるだけ、チェックしましょう。
指示の一貫性
上司からの指示が一貫していない転職先は、健康被害にあいやすいので注意しましょう。
南フロリダ大学の研究によると、
仕事のタスクが不明確だと、社員は慢性疲労、頭痛、消化器に不調が起こることが判明(Ashley E. Nixon et al.2011)
「会社の指示の一貫性がない」、「仕事で何を求められてるか、わからない」場合は、ストレスのもとになります。
その日一日だけ働く場合であれば、多少無理をしても大丈夫です。
しかし、転職先で長い期間働く可能性もあるでしょうから、しっかり面接で確認しておきましょう。
多様性
転職先では、様々な種類の仕事を体験できるかどうかを確認しましょう。
何故なら、人間は、一年もすれば仕事に慣れて、飽きてくるからです。
テキサス工科大学の研究では、
様々なスキルや能力が生かせる会社で働いた場合、仕事のモチベーションに最も影響を与えた。(Yitzhak Fried et al.1987)
私もこの意見には同意です。
私は現在デイサービスで働いていますが、医師、看護師と直接会って話す機会は、まずありません。
そのため、現場判断で対応することが求めれますが、意外にもモチベーションは高いです。
また、リハビリ以外に会計仕事を手伝ったりするなど、全く違う分野での仕事は最初こそ難しいですが、モチベーションは保たれている印象です。
転職先を選ぶときは、様々なスキルを必要とする場所に、ぜひ飛び込んでみましょう。
労働時間
労働時間はしっかり聞いておきましょう。
特に長時間労働を強いられて、仕事と家庭の両立ができない転職先はやめたほうがいいです。
ハーバードビジネススクールの研究によると
両立ができない人は、できてる人に比べて約1.9倍体調不良になりやすい。
また精神のダメージも大きく、両立できてる人に比べてメンタル不良に約2.6倍なりやすい。(Goh J et al.2015)
週40時間を超えなければ、目立った問題は出現しません。
しかし、週50時間を超えると、糖尿病発症リスク30%UPしたりと、徐々に体が壊れてくるので注意が必要です。
私は、週5日勤務で、業務時間8:30~17:20ですが、必ず17:20に仕事が終わります。
転職先を選ぶときは「残業はしている?どれくらいの頻度」か、しっかり聞いておきましょう。
週50時間の仕事は絶対に避けることを、おすすめします。
転職先を点数付けして絞り込む
転職先を色々見ていくと、どこがいいのか、余計にわからなくなりますよね。
私も苦労したのは、全て完璧な転職先が見つからなかったこと。
例えば「Aの転職先は、自由だけど指示はしっかりしてない」「Bは多様性があるけど、フィードバックがないな」など
そんな時は、転職先に、それぞれ点数付けましょう。
転職先に、点数付けてると客観的に判断でき、良い転職先を選べる確率が上がります。
ここからは点数の付け方を紹介しますね。
転職先分析
スコット・ピューが開発した複数属性決定分析(Jian-Bo Yang et la.:2002)は、良い意思決定を客観的に行うための分析方法を紹介します。
結構簡単に分析できるのでオススメです。
やり方は簡単で、上記で示した、仕事の幸福につながりやすい要素を左に書きます。
次はそれぞれA社、B社、C社のそれぞれの項目を0(クソ悪い)~5点(めちゃ良い)で点数を付けます。
それぞれの基準に、あなたが重要だと思うところに、重要度を1(重要でない)~3点(めちゃ重要)で付けます。
私の場合は、「自由に仕事がしたい」欲や「長時間労働をしたくない」ので、重要度は3点でつけました。
ここからは点数をつけていきます。
重要度×(A社、B社、C社)=〇〇点と、点数にしてみましょう。
これで、複数属性分析が終了です。
私の場合は、B社が最も有力な候補と判断できましたね。
この分析の良いところは重要度をつける点です。
重要度をつけることで、自分の価値観が反映された会社を、迷わず選ぶことができます。
まとめ
今回は、転職先はどうやって決める?|心理学者推奨の転職先【チェックリスト】についてまとめました。
転職先を決めるのに、重要なのは、次の7個。
- 自由度
- 長時間労働じゃない
- 達成感
- 賃金が公平
- 指示の一貫性
- 多様性
- 労働時間
転職先を複数見てわからなくなったときは、
- 複数属性分析で点数をつける。
- 自分の価値観と照らし合わせて、重要度をしっかり決めることが重要。
これで迷いなく、転職先を見つけることができますね。
私自身も、自分の価値観にあった、最有力候補を選ぶことができ、前の職場より、良い職場に巡り合えました。
迷ったときは、画像を保存してぜひご利用ください。
これからも学んで、行動して、自由な道を歩んで行きましょう。
あなたも素敵な転職先を見つけれるようお祈りします。
ちなみに、オススメの転職会社はこの二つです。
dodaは求人案件が多いのが特徴です。
また対応が丁寧で、アドバイザーさんから応募先の社風や、職場の強みまで相談できます。
サポート力には力を入れており、転職者満足度No1のようです。利用は無料です。
利用者の声
- サイトが使いやすくウェブで履歴書を簡単にアップロードできる(30代前半男性)
- 企業から直接オファーが多く、希望条件が合うと話がうまく進みました。(20代後半女性)
「どう生きたいか?」でキャリアを決める。がコンセプトの転職会社。
自分一人では見えない将来のビジョンを明確にするのが得意な転職会社です。
キャリアの軸を明確にし、そのうえで「転職する?」「今の職場に残る?」とキャリア支援のプロからアドバイスを受けれます。
内定確率が格段に上がりやすくなるのもメリットです。
無料相談と有料プランがあります。
利用者の声
- 自己分析プログラムがすごい。ストレングスファインダーなど理論を用いてるから自分の生き方を理解できた。(30代男性)
- 第三者にズバズバ指摘されて頭がとても整理された。(20代男性)
- ワークがいくつかあって自分の良いところを絞り出すのには苦労した。(20代女性)
参考文献
- Yung-Kai Lin,Cheng-Chieh Lin,Tien-Tse Lin.(2011).Job autonomy, its predispositions and its relation to work outcomes in community health centers in Taiwan.
- Teresa M. Amabile and Steven J. Kramer (2011).The Power of Small Wins.
- Joel Goh,Jeffrey Pfeffer,Stefanos A. Zenios(2015).The Relationship Between Workplace Stressors and Mortality and Health Costs in the United States.
- Ashley E. Nixon,Joseph J. Mazzola,Jeremy A BauerCan,Jeremy R. Krueger(2011). Work Make You Sick? A Meta-Analysis of the Relationships Between Job Stressors and Physical Symptoms.
- YITZHAK FRIED,GERALD R. FERRIS,(1987) THE VALIDITY OF THE JOB CHARACTERISTICSMODEL: A REVIEW AND META-ANALYSIS.
- Joel Goh, Jeffrey Pfeffer, & Stefanos A. Zenios(2015).Workplace stressors &health outcomes: health policy for the workplace.
- Jian-Bo Yang; Dong-Ling Xu(2002).On the evidential reasoning algorithm for multiple attribute decision analysis under uncertainty