理学療法士で転職が多い人の自己PRの書き方

「転職回数多いけど、転職に失敗しないかな」と不安になることってありますよね。

転職者は2016年より増加傾向で、転職は当たり前の時代になりつつあります。

が、まだまだ理学療法士は頭の固い頑固者も多く、マイナスなイメージもあるのが現状と思います。

そこで、この記事では、理学療法士の転職回数が多い人の職務経歴書の書き方を紹介します。

理学療法士の私も転職経験がありますが、ある方法を使えば、面白いくらい内定がもらえるようになりました。

この記事を最後まで読めば、職務経歴書の書き方のコツがわかり、あなたも転職を成功させやすくなるので、最後までご覧くださいね。

 

記事の信頼性

この記事を書いてる私は理学療法士8年目。年間に本を100冊、論文を1000本は読んでいます。

エビデンスありきで転職活動して、50万円収入UPに成功。面接ウケが良すぎの内定率98%の男が解説します。

理学療法士で転職が多い人の自己PRの書き方

転職回数が多い理学療法士の内定がもらえる職務経歴書を書くには、あなた自身のことをしっかりと知る必要があります。

次の5つのポイントをまずは整理してみましょう。

  1. 得意な分野や実務スキルをアピール
  2. 転職理由はポジティブな内容にする
  3. 採用側のニーズと自分の強みを掛け合わせる

詳しく解説しますね。

得意な分野や実務スキルをアピール

転職回数が多い理学療法士の職務経歴書を書くポイント1つ目は、「得意な分野やスキルをアピールする」です。

なぜなら、採用先からどのように使える人材かわかりやすいから。

転職回数が多い最大の強みは、経験の多さと、様々な場所で培ったスキルです。

転職回数が多いため、他の人と違った視点を得やすいですからね。

なので、あなたが得意とする分野をしっかりアピールしていきましょう。

「アピールする部分がない」と考えるかもしれませんが、以下のことを意識すると考えやすいです。

  • 特に治療した患者さんたちの疾患
  • 業務で多く行ったこと

例えば、理学療法士の私の場合は…。

回復期病棟、維持期病棟、訪問リハ、転倒予防教室など様々分野で働きました。

そこで、特に整形疾患と脳卒中の治療をたくさん経験しています。

特に脳卒中に関しては学会・勉強会で200万以上費用をかけているので、実際に成果も○○出ております。

御社では、○○のような患者層が多いと思いますが、脳は誰にでもあるため、この知識を生かして治療したい。

こんな感じです。

他にも、「タイピングが得意なので、パソコンのことなら任せてください。」など実務スキルも結構ウケますよ。

言い換えできれば、どんなことでも得意と言えるようになるので、あなたの魅力をしっかり伝えましょう。

とは言われても、なかなか強みが分からないという人もいると思います。

以下の記事では、現在の心理学で1番精度が高いとされている、「自己診断ツール|ビックファイブテスト」を使った転職自己アピールの書き方を紹介しているので、あわせて読んでください。

>>理学療法士の転職自己PR|自己アピールできる文章の3つのコツ

転職理由はポジティブな内容にする

転職回数が多い理学療法士の職務経歴書を書くポイント2つ目は、「転職理由をポジティブな内容にする」です。

なぜなら、採用側を不安な気持ちにさせないから。

採用側が一番心配するのは「職場をすぐに辞められること」

実際にあなたは、転職回数が多いので、転職回数が少ない人に比べると、その印象を払拭しにくいです。

そんな状況下で「現在の職場への不満」を聞かされると、採用側はどのように考えそうでしょうか?

採用側の立場で、現職場の不満を聞くと、「自分の職場もすぐに辞められるのでは…」と思われますよね。

なので、あなたが現職場にたくさんの不満があっても、ポジティブに言い換えるようにしてみてください。

例えば、給料が安い場合は「もっと上を目指したい」や「御社ならこんな頑張りができると思う」

人間関係が悪いのであれば、「御社のような人たちと働いて自分を高めたい」など

マイナス発言をポジティブ発言できる人も少ないので、それだけでポイントは高いですよ。

マイナス発言はやめて、ポジティブに言い換えれるようにしておきましょう。

採用側のニーズとあなたの強みを掛け合わせる

転職回数が多い理学療法士の職務経歴書を書くポイント3つ目は「採用側のニーズとあなたの強みを掛け合わせる」です。

なぜなら、採用する側が求める人材でなければ採用してもらえないから。

例えば、あなたが整形疾患の治療経験が豊富だったとします。

でも、採用側が脳卒中の治療技術を求める病院であれば、採用されにくいです。

至極当たり前のことですよね。

なので、転職したい病院・施設の理念や方針をリサーチして、「採用先の求める人材」と「あなたの強み」との共通点を必ず探してください。

上記の例で、整形疾患の知識が豊富で脳卒中の治療技術が乏しい場合。

「○○病院では、脳卒中で感覚・知覚障害で悩まれる患者さんが多いと聞いています。」

「なので整形疾患の治療で得た経験を活かし、筋や腱に効率的に刺激を与えて、感覚障害を治したいです。」

みたいな感じで、採用側にあなたを雇ったときのメリットを伝えます。

理学療法士の私の場合は、少し残業がある施設と聞いたので、「多角的な視点をつかって、残業しない仕組みを作る」とお話ししました。

病気を治すスキルだけでなく、あなたが得意なことで、どのように病院や施設などに貢献できるのかを詳しく書いていきましょう。

「あなたの強み」と「採用側のニーズ」が合致すれば、「あなたを使える人材」と思って内定をもらいやすくなります。

法人理念や方針はホームページで検索すれば、だいたい書いてあります。

また、人事担当者も法人理念を上から言われるため、順守しているケースが多いので、法人理念や思想をチェックしておきましょう。

理学療法士で転職多い人の自己PRの書き方|やってはいけないこと

次は転職するときに、やってはいけないことについて解説します。

理学療法士の転職でやってはいけないことは、次の3つです。

  • 自信がなさそうに見える文章
  • 経歴を省略しない
  • 情報過多にならない

詳しく解説しますね。

自信がなさそうに見える文章

理学療法士の転職が多い人で、やってはいけないことの1つ目は、自信がなさそうに見える文章です。

なぜなら、魅力的に見えないから。

実際に、

社会心理学者のブレンダ・メジャーの研究(Brenda Major and Ellen Konar,:1989)によると、

  • 自信がなく自己主張ができない人は給与の面だけでなく、何事にも不利になりやすい。

でも、「それって態度だけの話でしょ」と思われるかもしれません。

もちろん、態度面では、もろに影響を与えます。

そして、その場の面接は職務経歴書を見ながら、文字に自信のなさが出た場合でも、結局突っ込まれます。

なので、面接の内容が職務経歴書の文章一つで変わる可能性はとても大きいので、注意しましょう。

特に、自信がない人は次の2つを注意しましょう。

自信がない理学療法士の文章

「できると思います。」→修正「できます。」

「やれると思います。」→修正「やります。」

まだまだ、理学療法士業界は、体育会系な職場が多いので、断定する言い方に直すだけで、ガラッと印象が変わりますよ。

でも「断定したら、入職してやらないといけなくなる」と心配されるかもしれませんが、採用側はたいして覚えていません。

理学療法士の私の場合も、たくさん、断定的なことを言いましたが、人事は全く覚えていませんでした。(笑)

また、自信がないと文章に出てしまったばかりに、あなたが希望する病院や施設に受からなかったら、本末転倒です。

自信のなさが出ないよう注意して記述しましょう。

経歴は省略しない

理学療法士の転職が多い人で、やってはいけないことの2つ目は、「経歴を省略しない」です。

なぜなら、トラブルのもとだから。

転職回数が多くなってくると、職務経歴書に記載する内容も多くなるため、その一部を省略したくなりますよね。

でも、経歴は省略しないことが前提とされている書類なんです。

省略した場合、応募した病院や施設から「経歴詐称」を疑われたり、「内定取り消し」なんてことにもなりかねません。

特に大手企業ほどトラブルに巻き込まれやすい傾向にあるようですが、初めから注意しておいたほうが無難です。

記載内容が多くて気になる場合は、経歴の詳細説明を簡略化するなど工夫して記載しましょう。

情報過多になりすぎない

理学療法士の転職が多い人で、やってはいけないことの3つ目は、情報過多になりすぎないです。

なぜなら、読んでもくれないから。

転職経験が多くなると、「過去の実績」や「経験したこと」を全て書き記したくなりますが、それは誤りです。

あなたも理学療法士なら、新人の症例検討会に参加した経験があると思いますが、あのレジュメどうです?(笑)

ぶっちゃけ、読む気なくなりませんか?(笑)

新人理学療法士のレジュメが読みにくい理由は、伝えたい情報の取捨選択ができていないからです。

なので、職務経歴書を書く時にも、「過去の実績」や「経験したこと」は採用側にアピールしたいものだけに絞り込みましょう。

絞り込むポイントは、

  • あなたの強みを一番アピールできる経験や実績
  • 採用側のニーズに合いそうな経験や実績

を採用しましょう。

書きすぎなくても、面接でもアピールしようと思えばできるので、情報過多にならないように注意しましょう。

理学療法士で転職回数が多い人の自己PRの書き方|まとめ

この記事では、理学療法士で転職回数が多い人の自己PRの書き方を解説しました。

転職自己PRの書き方も大事ですが、「どこ」に転職するかはもっと大事です。

以下の記事では、転職先選びに失敗しないための、転職サイトの選び方のコツを解説しているので、あわせて読んでみてください。

>>理学療法士転職サイトおすすめ5選|失敗しない転職サイト選びの3つのコツ

また転職を繰り返さないために、疲れにくい職場を知っておくことも重要な要素です。

以下の記事では疲れにくい職場を見つけるコツを解説しているので、「しんどくて、もうやめたい」と感じる方は、こちらもぜひご検討ください。

>>理学療法士の楽な職場|疲れにくい職場を見つける6つのコツ

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